★2024年2月28日(水)t-6615号★
チャオです〜!
おはようございます。
「船頭多くて」
ミチオさんです。
「大学進学率」
は過去最高で、
「平均寿命も世界一」
な我が国、日本です。
そんな数字を見ると、
過去の政策は効果があったとも言えそうであり、
又、冷静に色々なデータを各国と比較しても、
「まだまだかなり幸せな国」
だと言えるように僕は思っています。
ただ、
「大学進学率を試金石に設定したこと」
と、
「引きこもりや自死の増加」
は関係がありそうであり、
「長寿を試金石に設定したこと」
は、
「孤独死の増加、終末期の過剰医療、社会保障制度の費用負担に関する世代的な不平等感」
をもたらしたと言えるとも思います。
学びに関する門戸がそもそも限られていた時代に、
大学進学率に目標値を設けることや、
平均寿命が60歳くらいの時代に、
長寿の数値目標を設定することは、
「極めて自然であり妥当だった」
のだろうと推察されますが、
具体的な数値目標があったのかは分かりませんし、
「仮にその数字が達成された時にどうするか?」
は多分、想定されていなかったように思われます。
時の流れとともに状況が変化する中で、
効果測定をしながら目標値を増減させたり、
目指す場所を変えたりすることが必要だと思うんですが、
「個人の寄せ集めの共同体の進行方向」
に関しては、
「一旦惰性がついたらずっとその方向に進み続ける」
というのが特徴なのかも知れません。
なので、
長寿は達成されていてもまだ長寿を目指したり、
大学進学率も適正値に達していてもまだまだ大学進学を推し進める、
ような仕組みや考え方が、
まだまだ色濃い存在感を放っているんだろうと思います。
日本という共同体を船に例えた場合、
特にここ数年ですけど、
「面舵を取っても取り舵を取っても進行方向はほぼ変わらない」
ような印象を受ける場面が多くて、
「進行方向とその速度は惰性と外的要因に大きく左右されている」
気がすることに、
まあまあ危機感を抱いている、
瀧株式会社代表取締役社長、
滝道生(タキミチオ)なのでした。
との意見と分析には僕もかなり同感です。
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*無断転載はほめられたことでは無いですが
何かに役立ててもらえると嬉しいのもまた事実です。
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