ザカタキ! 第6984号 -内省と社交と共有-

★2025年3月4日(火)t-6984号★

チャオです〜!
おはようございます。

「好きとは?」

ミチオさんです。

私はこの駄文ブログを自社サイトで公開した後、
フェースブックで記事のリンク先を紹介するようにしてます。

X

は、余計な論争に巻き込まれそうな気がするので、
敢えて避けています。

一昨日、フェースブックで私が、

「ゼレンスキー大統領が大好きになった」

という見出しで記事を紹介したところ、普段、

「いいね!」

の交換を含めて、
緩やかに共感と共鳴を抱いていた、
直接面会したことはないけれども、
実家の隣町で活動されていると思われる御仁から、

「ゼレンスキー大統領が好き、という記述に驚いた」

という趣旨のコメントを頂きました。

「自分の好きという感情の発生源は指摘されてみると確かに自分でもよく分からない」

という感覚と共に、
その御仁がゼレンスキーさんに対して、私とは正反対とも言える見解を持っているようであり、
知的好奇心がムクムクと沸き起こり、
自分がゼレンスキー大統領に好意を抱き、そのように発信した理由を内省してみたのが、
下記の内容です。

自分なりに振り返ってみますと、私は中学、高校の教科書から得た知識と今から30年ほど昔の朝まで生テレビで宮台さんや西部さんや小林よしのりさんらが唾を飛ばして私見を応酬されてた雰囲気を土台にした歴史観と世界観で物事を見ています。
 
佐々木俊尚さんや山口周さんや半藤一利さんや司馬遼太郎さんや椎名誠さんや開高健さんや糸井重里さんが紹介する吉本隆明さんの本などから倫理観については色濃く影響を受けつつ銀河鉄道999や岡田斗司夫さんのYouTubeも大好きです。
ゼレンスキーさんが大好き!と書いたのは、まず善悪とか正しい、間違ってるなどの表現は、公共空間に発する言葉として的確性を欠くような感覚を私が持っているからです。
 
それぞれの個々人は生まれ育ちによる経験などの影響でそれぞれに積み上げた人生観や処世訓、経験則を備えていて、言い方を変えると、それぞれがそれぞれにそれなりの虚構の中で生きている、とも言えるように感じています。
 
なのでゼレンスキー大統領が正しいとか、トランプ大統領が間違ってるとかの言葉使いは、余計な、別の揉め事に自分が巻き込まれる引き金となる気がするのでいつも意図的に避けてますし、個人的には他人の好き嫌いに口を挟んでも野暮とは思いません。
 
で、私が最も嫌いなのは時代劇などで権力者が民衆を「タミクサ」と言ったり、大国が小国を小馬鹿にする様な、弱者を舐め腐ったような態度です。
なので、私がゼレンスキーさんを大好き❤と書いたのは、まずは脊髄反射的な「判官贔屓」の回路が働いたと感じます。
 
またあの会談における特にバンス副大統領の物言いは、過去の大国同士の駆け引き外交の煽りを受けて翻弄されたウクライナに留まらない世界の各国、地域を軽視していると部外者の私にも感じられゼレンスキーさんはむしろかなり大人の対応をしたように私としては感じられます。
 
歴史的経緯はさておき世界の苦情処理係的立場から降りるという立場を鮮明にしたトランプ政権の立場や事情もある程度理解出来ますし、トランプ政権の問題解決の方法論はリスキーだけれども事態を好転させる可能性も感じるので嫌いではないのですが、それにしても大国に面と向かって異を唱えたゼレンスキー大統領の肩を持ちたい気分は今も続いてます。
 
確かに即時停戦の望みは遠のいた可能性は否定出来ませんが、トランプ政権は長くて4年なので中長期的に見て、親ロシアではないウクライナの人たちにとっては独立国家の永続可能性が増したようにも思えます、ハッキリとは分かりませんけど。
長くなってしまいましたが言語化を試みたらこんな感じになりました。
ご査収ください。
m(_ _)m

改めて付け加えると30年近くほぼ毎日、

「糸井重里さんの今日のダーリン」

を読み続けていることと、

広告批評連載当時のああでもなくこうでもなく

を読み続けていたことも、
私の現在の人間観、人生観、物事の捉え方に大きな影響を与えているように思います。

そして、御仁からは、

「あなたが挙げたお名前の何人かは私が心酔する人でもあります」

という返事があって、改めて、

「通じるものを感じた」

次第です。

「SNSはけしからん!」

的な言説も世の中にありますけど、

「道具は人それぞれの使い方次第で毒にも薬にもなる」

ということも感じました。

過去に遡って様々な人たちが考え生み出したアイデアの数々を、
拝借したり頂戴したりしながらも、

「さも自分自身が考え出した!」

かのように情報発信していた気もするわけで、
自分の感情や動機について、

「内省的に俯瞰する行為」

は、かなり有意義だった気がしている、
瀧株式会社代表取締役社長、
滝道生(タキミチオ)でございます。

その昔の

朝まで生テレビ

に比べたら、物議を醸している米国大統領執務室での応酬は、

「むしろ穏やか」

だった気もいたします。

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*無断転載はほめられたことでは無いですが
何かに役立ててもらえると嬉しいのもまた事実です。
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