ザカタキ! 第5512号 -あんこ2-

★2021年2月11日(木)t-5512号★

チャオです〜!
おはようございます。

「甘さとは?」

ミチオさんです。

「かずいサン」

が先日作った、

「つぶあん」

ですが、さすがに

「全部一人でパンにつけて食べる」

ということについては気が引けたのか、
もち米を炊いて程よく潰してできた小さいお餅を何個か作って、
それらにつぶあんをまとわせた、

「ミニぼた餅」

を昨日作ってくれました。

手作りあんこの味わいは温かみが感じられ、
もちろん美味しかったのですが、

「祖母が作ったぼた餅は餅にも塩味がついていた」

ことが今になってありありと脳内に蘇ってきたわけです。

妻が作ったつぶあんにも塩は入れてあったということですが、

「餅にも若干塩味をつけるのはノーマーク」

だったそうです。

甘さと塩味の渾然一体となった味わいが、

「奥深い美味しさ」

の秘密だったということと、翻って祖母は

「誰から餅に塩味をつけることを習ったのか?」

ということに思いを馳せました。

祖母の母から習ったのか、
それとも祖母の義母から習ったのか、
友人から習ったのか、
はたまた周囲の反応を見ながら自分で編み出したのか、
何れにしても、時代背景を考えると

「小豆を煮て砂糖を入れてあんこを作る」

ということが、
戦中戦後はまずできなかったであろうことが偲ばれまして、
祖母が30〜40代の頃、

「ぼた餅の秘訣に辿り着いたのでは?」

ということ、そしてその後、

「孫の妻の味付けにも影響を及ぼす」

ことになるということで、
感慨がこみ上げてくるに決まっている、
瀧株式会社代表取締役社長、
滝道生(タキミチオ)でございます。

「今から60年前あんこはとってもご馳走だったのでは?」

と推察しながら味わえば、
味に文句などつけようがないわけでございます。


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何かに役立ててもらえると嬉しいのもまた事実です。
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