ザカタキ! 第6425号 -ぬるさの良さ-

★2023年8月22日(火)t-6425号★

チャオです〜!
おはようございます。

「気が晴れる」

かも?なミチオさんです。

ALPS処理水

の海洋放出に関しては、
風評被害が出ないように、

「なんなら私が飲んだり処理水の中を泳いだりしたい」

気持ちが盛り上がっています。

「処理水を首相が飲んでみろ」

みたいな外国の意見に対して、

「海水で薄めるので飲料用ではない」

みたいな、

「生ぬるい」

我が国政府の回答を目にした際、
麻生さんとか二階さんとかの老齢で重鎮な国会議員さんこそ、

「塩辛さなど意に介しない豪快飲みパフォーマンス」

に相応しいと個人的にだいぶ苛立ちました。

ただ、

小泉悠さんと糸井重里さんの対談記事

の中に、

「我が国のアイデンティティは「ぬるさ」であり「ぬるさ」を守りたい」

という話が出てきて、
私も妙に共感してしまったわけです。

そう考えると、

「海水で薄めるので飲料用ではない」

という回答は、

「極めて日本的な名回答なのかも?」

と思えてきたりしました。

挑発的な言動に挑発的な言動で返していたら、
挑発が繰り返されるうちにどんどんエスカレートして、
取り返しがつかなくなるかも知れないわけで、

「生ぬるいこんにゃくみたいな言動を挟む」

ことは、

「相互にメリットがある」

ようにも感じられます。

「直感的な理解が難しい婉曲表現」

って、相当な高等技術なのかも?
と思い始めると同時に、
欧米由来の考え方や価値観にだいぶ染まっていると、
自覚しておりますところの、
瀧株式会社代表取締役社長、
滝道生(タキミチオ)でございます。

「賢さを感じさせない賢さ」

ってとても素敵な気がします。


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何かに役立ててもらえると嬉しいのもまた事実です。
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