ザカタキ! 第5612号 -名残あり-

★2021年5月22日(土)t-5612号★

チャオです〜!
おはようございます。

「統制されるのは嫌」

なミチオさんです。

兵庫県と福井県坂井市に、
姪や甥がいる私ですけど、
伝聞情報からの推察ですけど、
感染症の検査などの防疫の仕組みに関する運用体制に差があって、
人口密度が少なく、
人口千人あたりの医師や公務員の数が多いと思われる、
坂井市の方が概ね手厚いと言えそうです。

雰囲気や風景ものんびりしていて、
医療面でも優位性があるとしたら、

「田舎が住みやすいと言えるのか?」

と私が誰かに問われたとしたら、
答えに窮すると思うんですよね。

それは、地域内とか親類縁者との、

「有形無形のお付き合い」

が、都市生活よりも煩雑だと思うからです。

例えば、私が生活する越前市岩本町だったら、
岩本町内の200世帯を超える家や会社や事業体が一つの区を形成していて、
その区が更に15個の班に分かれていて、
区長さんや班長さんをはじめ色んな役の人が、
区内で巻き起こる雑務に当たっています。

区内に神社やお寺もあったりするので、
祭りがあったり苦情があったり火事があったり、
想定外の動物が来襲したりするたびに発生する雑務には、
なんやかんやと枚挙にいとまがありません。

岩本町は越前市内でも大きな区だと思いますが、区や班の

「自治会システム」

は各地域にくまなくあります。

区長や班長や区内の役は、
それぞれの自治会の中で、
自治会を構成する人たちが過去に話し合って決めた方法によって決まり、
持ち回りで決める区もあれば、
区内の有力な人たちが話し合いで決める区もあれば、
総会をして多数決で決める区もあり、
任期も区によって違ったりします。

問題だと思うのは、
持ち回りで区長選出をしている区に新興住宅地ができた場合、
土地に不慣れな共働きの子育て世帯の世帯主に、

「区長のお鉢が回ってくる」

可能性もあることで、
さすがにそれは話し合い等で回避可能だと思いますけど、

「田舎暮らしに憧れて引っ越してきたら、
人間関係の雑務が想像を超えるややこしさだった」

ということは往々にして有り得ると言えます。

岩本区の総会に参加したことがあるんですけど、

「君が代斉唱」

が当時は組み込まれていました。

田舎暮らしには、
戦時中の統制統治の名残が色濃くあって、
そういうのは緩くマイルドになっていって欲しいと願っている、
瀧株式会社代表取締役社長、
滝道生(タキミチオ)なのでした。

個人的には、

「知性統治」

が統制統治の対義語だと思っています。


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