ザカタキ! 第4804号 -おえ大江-

★2019年3月6日(水)t-4804号★

チャオです〜!
こんばんは。

「酸っぱい」

ミチオさんです。

客人を小学校まで迎えに行き、
学校付近のファミリーマートで自宅近所の御仁とバッタリ遭遇し、
挨拶がてら、

「ボク今、里親やってまして...」

というように経緯を説明し、

「へぇ〜、一緒に住んで送り迎えもしてるんやぁ...」

という具合に御理解頂いたくらいまでは、
好調だったんだと思います。

そこから帰りの車の中で、

「こもったような咳」

を繰り返すもので、
帰り際の学校の玄関で担任の先生が、
客人が授業中咳をしてたと言ってたことを思い出しつつ、
その先生が同じクラスの子でインフルエンザにかかっている子がいる、
とも言ってたことが気がかりになりまして、
一般のご家庭なら様子見の対応が妥当だけれども、

「県から委託された公的な機能としての里親のあり方」

を考えた時に、

「里親の社会的な信用を増強するためには万難を排した対応が求められるのでは?」

と思いましたので、
一旦帰宅して児童相談所さんから支給された、
全ての医療機関がフリーパスの保険証を小脇に抱えて、
勝手知ったる、

福井大学医学部付属病院の救急外来

に客人を乗せて車を走らせました。

途中、

「ソフトクリーム」

を食べる元気があったので、
大丈夫ではあるだろうと思っていた次第です。

客人は、

「注射が大嫌い」

だというもので、診察の際、小児科の先生には、
児童相談所さんから聞いた客人の予防接種の経歴と、
私が里親なので万難を排して受診に来たことと、

「注射抜きの治療を本人が強く望んでいる」

旨をお伝えしましたら、
丁寧に注意深く問診と触診をしてくれました。

「インフルエンザの鼻腔拭い検査」

も客人が固辞されまして、
総合的な印象を基にした先生のお見立ては、

「一応陰性」

ということで、
咳止めの飲み薬と、
念のための解熱痛み止めの粉薬を頂いて、
病院を後にしたわけです。

客人、

「お腹が空いた」

というアピールをしたので、

「かずいサン」

が用意してくれてる夕食を目掛けて高速道路をひた走り、
武生インターを降りてしばらくしたら、
急に立ち上がった客人の口から、
ファミチキとソフトクリームとアクエリアスが渾然一体となったものが、

「波動砲」

のように発射されました...。

第二波の予兆はなく、本人も不調ではない様子だったので、

「気持ち悪くなって来たら今度からは言おうっさ」

というようなことを言い聞かせつつ、
努めて冷静に自宅までたどり着いたんですが、
車が止まった途端、

「怒られるかと思ったので何も言えなかったし、この車にまだ慣れてない」

と言って、客人は堰を切って泣き出したのでありました...。

客人本人が一番ビックリしたんだとは思うんですが、私も、

「この展開は読めなかったな...」

と感じつつ、渾然一体を妻と片付けてる最中、

「妻のお父さんとお母さん」

が、客人と愛息の面倒を見てくれてとても助かったのでした。

車酔いと相まって神妙になっている客人に、
次回から注射に挑戦しよう!と促しましたら、あっさりと

「わかりました」

というような返事があって、

「怪我の功名」

であると思った、
瀧株式会社代表取締役社長、
滝道生(タキミチオ)なのでした。

親というのは有り難い存在だと思うわけです。


+---
*無断転載はほめられたことでは無いですが
何かに役立ててもらえると嬉しいのもまた事実です。
Copyright(C) 2019 TAKIPAPER
-+-

月別アーカイブ

カテゴリ別アーカイブ

top
top