2025年2月中旬から3月初頭まで、
という、滞在型お試し就業プログラムに参加し、弊社でお試し就業された上田さんが最終日にレポートを発表してくれました。
「瀧株式会社さんの今の課題感てどんな感じですか?」
と初日に質問され、
「まさに上田さんみたく若くて有能っぽい人が『そもそも瀧株式会社では働こうと思ってない』ことやわ…」
と私、滝道生が応えて続け様に、
「上田さんが考える解決策を最終日にレポートにまとめられるか?」
「ちなみに社会的養護のもとで育った人とか引きこもりの人とか障害がある人とかと混ざって一緒に働ける会社にしたいと思ってて、その方面の上田さんなりのアドバイスも欲しいんやけど…」
と聞き返したところ、
「やってみます!!!」
との二つ返事があり、就業プログラム期間中に友達やお仲間に声がけしたり色々奮闘してくれて出来上がった珠玉のレポートの記録を、この「た日誌。」にも刻んでおくものであります!
◎3週間働いてみての感想
初めて製造業の現場仕事を経験して、人の手の凄さと大切さを実感した。全自動でない限り機械を導入していても人の手がないと商品を販売するところまでたどり着かないこと、そして、その仕事は単純作業だけれどとても尊い仕事だということを学んだ。実際に手と足を動かしたことで、より瀧株式会社が抱えている人手不足問題に対する当事者意識が強まった。
◎人手不足問題を抜本的に解決するために
ただでさえ今立という立地であり、就職先として選択されるには
共感してもらうことが絶対条件ではないか
⇒対 企業に対しては、技術の凄さを押し出すべきかもしれない
⇔対 就活生に対しては、人を押し出すべきではないか
(人の技術・人が作り上げた文化・社長の価値観など)
⇒そして、そこに共感を生むことが必要➡まずは従業員が「瀧株式会社は面白い会社だ!」と、自信を持つこと
→3週間見てきて、良いなあ、面白いなあと感じるポイントがたくさんあった例)・バナナペーパーの取り組み
・基本四技など人の手による見えにくい仕事も会社の技術として扱われているところ
・FSC認証
⇒正直、これらの面白さが見学した際にはわからなかった(技術の凄さはわかった)
【そのために必要な取り組み】
情報の掲載とインターンシップの実施 × 共感してもらえる伝え方(デザインや説明)
・インターンシップは年々参加率が高まっている(資料①②③)
→インターンシップを通してキャリアイメージもつことの必需性が高まっている
・就活支援サービス(マイナビ等)と大学のキャリアセンターへの情報の掲載は欠かせない(資料④・別紙)●そのうえで、就職先として選ばれるために必要なのは (別紙)
・経営状態の安定性と雇用の安定性
・給料や福利厚生の充実
・休日や休暇のとりやすさ
・職種の選択の幅 (特に行動力のある人は重視している傾向にある)
→平均程度は必要なのではないだろうか●長く働ける職場環境をつくるために必要なのは(別紙)
・楽しく働ける環境づくり (やりがい・人間関係)
・仕事と生活のバランスをとれること
(→年々増加傾向、今回私が実施した調査では全体の約68%が選択)
・自分の仕事が何につながっているのかの理解を深めること◯アンケート結果
https://drive.google.com/file/d/1luTQzOuO0rgQpEgZOSr1llyYIuqRuPQ9/view?usp=sharing
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1QgUp-qxDPCdVrjMrBdGd_1HJn73UpVSF_8g4tjFVrw8/edit?usp=sharing→ただし、求人や入社後の人材育成には資金が必要であり、若い社員を増やすためにどのように資源配分を行っていくべきかは会社の全体像を把握していない私にはわかりかねる
◎児童養護施設の子どもたちが快く働ける環境づくりのための必要なこと
前提として私は児童養護施設の子どもたちと触れ合ったことは人生で約3週間ほどしかない。そのため、一緒に仕事をする上で彼らが何に困るのかがあまりわからない。私だけでなく、多くの人が日常的に児童養護施設の子どもたちと触れ合うことが少ないと思う。今働いている従業員に学びの場を作り、従業員全員が誰とでも対等に関われるような体制をつくっていくことが1番大事になると思う。そのうえで児童養護施設の子どもたちが快く働ける環境づくりのために必要なことを考える。調べてみると、
児童養護施設に入所する子どもの約9割が虐待や親の精神疾患、親の死等が理由である。
⇒職場が、家族のような安心感を持つ場となり、
頼れる大人としての役割を果たすことが求められるのではないか
→コミュニケーションを図れれば家業的な要素が強い瀧株式会社の強みを生かせるのでは
➡そのための具体的な取り組みの案
・スタンプカード
→できる!という小さな成功体験を可視化する
・月1ランチ会◎仮説
児童養護施設の子どもたちの受け入れ(新規プロジェクト)担当の若手社員を2人以上募集
↓
注目を集め、知名度を上げる
・どんな背景を持つ人も活躍できる職場
・若い社員も活躍できる職場
・裁量度が高い職場
↓
職場が活気にあふれる
↓
若い人が働きたいと思える職場へ
★今後、弊社の大きな指針になるようなレポートをありがとうございました★
以下、より詳細な補足資料などGoogleドキュメントへのリンクです。
https://docs.google.com/document/d/1cxvWiztWpflGoJvIUXfJGo4ke6HRs_JQ8AeAW3VEllo/edit?usp=sharing