瀧家一同揃いぶみで愛知県の豊川稲荷へ“商売繁盛”を祈願しに行って来ました。
「商売繁盛の神様として全国的に知られる豊川稲荷」だけあって、門前に広がる仲見世というのか門前町というのか、とにかく違いますね、商売に懸ける気合いが。
“鬼気迫る”凄みに圧倒されちゃいました。
それは、お参りが済んで喫茶店でひと休みした後、“おイナリさん”でも買って帰ろうとした時でした。
オレンジ色の看板が目立つ稲荷屋さんに走ってイナリを買いに行ったんですが、途中、おばちゃんの叫び声が聞こえました。
そんなの全く気にしないでオレンジの稲荷屋で会計を済ませてる時、まだけたたましくわめいている、そのおばちゃんの声が耳に入って来ました。
「そっちは大量生産だって〜のっ!」
「うちは手作りなのに、なんでうちで買わないの!おかしいんじゃない!」
「そんなとこで買っちゃ駄目だって!」
・・・えっ!お、俺のこと?!
あまりの勢いに、オレンジの稲荷屋の店員さんも苦笑しています。
どうしていいか分からないので、急いで会計を済ませて、サッサとその場から去ろうとしたんですが、
「それなら、うちのイナリも買って食べ比べてよ!絶対おいしいから!」
と、真顔で正面きって絡んできやがります。
その時やっと、僕はそのおばちゃんがオレンジの稲荷屋の隣の隣で、やや地味めのパッケージングでイナリを売ってる売店のおばちゃんであることが分かったんですけど…。
まあ、普通じゃあないですよね〜。
ハハハ…、と乾いた笑いを振りまいて何とかやり過ごしたんですけど、
はげしくビビリました。
“商魂猛々しい”っていうんですかね。立派だと思えなくもないですが、うっとうしかったですね。
そして帰りの車の中、瀧家一同でイナリの一件の一部始終を分析してみました。
すると芽生えた一つの仮説。
「あの二軒の稲荷屋って実は親戚か何かで、“ぐる”で商売やってるんではないか?」
ありえなくはない話です…。
商売のメッカで身を以て勉強させて頂きました!
プレドラグ ミチビッチ
Predrag Michivic
Mr. Michivic
国際的なサッカー選手プレドラグ・ミヤトビッチは遠い血縁関係にあたり、星占いをこよなく愛する、夢見がちで妄想癖ないつもひとりでブツクサ言ってる困ったおっさん。TAKIPAPER研究開発企画部門の顧問キャラクター。
カボちん
KABO-chin
TAKIPAPER総合折衝担当見習い助手。どんなにこんがらがった交渉ごとも、彼女が1本電話を入れるだけであっさり解決しちゃう!的なことを夢見て描かれたキャラクター。