ひっかけ

原料を専用の金型に"ひっかけ"て、それを地紙にかぶせて模様をつくる。
戦後編み出された、越前和紙固有の技法です。

ひっかけ用の原料。
まず、原料を仕込みます。
"ふね"で水と原料をよ~くかき混ぜます。
"ひっかけ用の金型"を用意!
これは青海波(せいがいは)と呼ばれる模様の金型です。
どぷんっ...。
型を"ふね"につっこんで、また戻す。
金型に原料がひっかかって、
ほのかに白~くなってます。
別の"ふね"に水をはって
"簀(す)"を用意しておきます。
きちんと置く。
原料をひっかけた型を"簀"に押し付けます。
ウン、ウン...。
別アングルから
ウン、ウン、ウン...。
そして型をどけると...、
あ~ら不思議!
"簀"に原料が"はんなり"と広がってます。
それを地紙にふせまして...、
ジョバ、ジョバ~...、
水をかけること多少。
ドンブラコ。
低速前進...。
で、
"簀"を取りますと...、
こんなになりマス。
そして、例のごとくドライヤーから出てきます。
にき、にき、にき、にき、ニキ・ラウダ...。
きれいに揃えて出来あがり!
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