紙漉きの原点。その原理は極めてシンプル。
しかし、手仕事ならではの風合いが、やはり、手すきの紙にはあります。
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"ふね"とよばれる水槽で、原料と水をよ~く混ぜ合わせます。 |
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原料をすくいとり、シェイク!シェイク! 原料が均一になるように"桁(けた)"を前後に動かすのです。 |
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そして余分な水分を落とすため、しばし放置...。 |
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そして...、ほいっ! |
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べ~~ん。 枠をはずすと原料が膜のようになって残ります。 |
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それを紙すき機の毛布に伏せまして...、 |
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どんぶらこっこ...。 |
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布をかぶせてみたり。 |
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そしてドライヤーから出てきます。 にき、にき、にき、にき、ニキ・ラウダ...。 |
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出来あがりです。 |
伊藤 貞助
Teisuke Ito
God hand
匠の極限。一切の無駄を排除した動きから生み出される紙製品の驚くべき均一性。彼は間違いなく人間であるが、その技は神の領域に踏み込んだ。