漉好で出来あがる紙 〜色について〜
*カラーバリエーション:
ご用意させていただいた紙の色は計4色。
右から
・純白(じゅんぱく)色
・枯葉(かれは)色
・若灰(じゃくはい)色
・生漉(きずき)色
でございます。
あえてちょっとカッコつけさせてもらいますと、
喜びだとか、愁いだとか、風土だとか、歴史だとか…、
どことなくそういう類いのことに相通じるような色を選んだつもりなのであります。
・純白(じゅんぱく)
純真、無垢。
一切の汚れを排除したかのように真っ白…。
ただ、そうであるが故に、ちょっとした汚れでもかなり目立ってしまうという危うさもあわせ持つ、
そんな色です。
白さを際立たせるために、若干、蛍光染料が入っています。
・枯葉(かれは)
燃え上がりそうなぐらい紅く色付いた後、
ひらひらと地面に舞い落ち、やがて土壌を肥やす源となる枯葉。
紙を包装する現場において、必ずと言っていいほど用いられるクラフト紙を
和紙で再現するイメージで漉いた、色と肌触りです。
・若灰(じゃくはい)
若いのに灰。
言葉にするだけで矛盾を感じずにはいられないわけではありますが…。
施行が仕上がって間もない敷き詰められた石畳。
これから長年に渡って風雨にさらされ続けるだろうし、
やがては苔むしてくるのかも知れない…。
そんな予感の漂う灰色を目指したつもりであります。
・生漉(きずき)
和紙の原料として最も一般的な楮(こうぞ)が持つ本来の色の成分を、
越前市大滝地区の湧き水ときめ細やかで気が遠くなるような手作業によって、極限まで引き出した
あの、静かで柔らかであたたかい生成り色…。








