フォークリフト運転技能講習に四苦八苦。

リフトの爪が地面にペタッとくっついてるイメージ

われらがホームタウン、紙のふるさと・今立町には、ホントそこら中にフォークリフト(*以降リフトと略します。)があるんです。所有率は全国平均の軽く“倍”は行ってるんじゃね〜の?!(あくまで体感レベル)といった風情です。

僕もこのリフトで、俄然はりきって仕事してます!

ただし、無免許ですけど・・・。

フォークリフト全体イメージ

リフト。(当社はTOYOTA L&F製)

とにかく紙をはじめとして、いろんな物を移動させたくなったら、そこはリフトのご登場と相成るわけでして…、工場まわりの“雪のけ”(積もった雪をどかしてきれいさっぱりさせること)なんかも“お手の物”です。

「リフトの台数が多い=乗る人も多い」

という事実に深く起因してると思われますが、今立町にはひとつの都市伝説があります。

「工場や敷地の中で作業する分には、免許なんて必要ない」

この噂がまことしやかに囁かれてるんです。でも調べてみると、あっさり

真っ赤なウソ!

って分かってしまったわけです。
もしも何かあった時には“お縄or罰金?!”てことになりかねないわけでして…、

というわけでフォークリフト運転技能講習(1の表の下の方)なるものにいってきました。

リフトの教科書イメージ

それにしても、学科あわせて丸4日間!ですよ、ダンナ衆。(昔は2日で済んだらしいですが)
正直言いまして、受講前は、

“時間の無駄!”“ほんとにお役所なんてとこは…。”

等々の悪印象が頭の中に渦巻いておりました。
講習の日程は、

・初日・学科の講義とテスト
・2日目以降・実技練習
・最終日・実技試験

となっており、実技練習の最初の日なんてのは、ほんとにイライラが頂点に達してたんですが…、

リフトの爪が地面にペッタリイメージ

この爪の状態が作業終了時の基本。(これはわれわれの現場でも常識)
ところが講習ではリフトをスタートしたら爪をすぐに

爪の先っちょだけやたらと浮かせた状態イメージ

この状態に持っていけ!
と強要されるのです。
(いきなりこんなことしたらパレットに爪を入れる時、また爪を前に倒さなきゃならないし…。)

しかも爪を傾けたり上下させたりする時は

“サイドブレーキ引いて、ニュートラ”!
(フォークリフトが全く動かない状態でやれ!という意味らしい…。)

ほんの“ちょびーーッ”とだけ爪を動かしたい時でも

“サイドブレーキ引いて、ニュートラ”!!

そりゃー、激しく狂いますよ、調子が。運転してる時、次に何していいか真剣に迷いました。

爪の先っちょだけやたらと浮かせた状態イメージ

爪を前に倒すの忘れて、この状態のまま運転席から降りちゃったりとか…。
(これだと誰かが爪に引っ掛かって転倒する危険性高し)

通常のリフトの運搬姿勢イメージ

僕ら、いつもはこのぐらいの爪の傾きで、荷物を動かしたりしてるので、爪を下ろせば自然と爪の先っちょも地面に引っ付いてると思い込んでしまうんですよね…。

でも講習が進むにつれて、

“この講習受けといて良かったかも?というより、もっと早くに受けるべきだった!”

という感じがしてきたんです、ホントです。

と申しますのも、実は僕、去年、休みの日に調子に乗ってリフトで雪のけしてる時、爪を高々とあげて(3mまで上がります)ガチャガチャしてたら、リフトもろとも前のめりに派手に倒れそうになった経験がありまして…、

もしあの時、このリフト講習の経験があったら

“まず爪を高々と上げたりしなかったろうなぁ〜…。”

って思います。

それに最後の実技の試験なんか、大学入試級に“ピーン”と張り詰めた空気の中で行われて、試験が終わってリフトから降りた瞬間がやたらと清々しかったりするんです。

ま、そういったわけでして、なんとか修了証とれました。

ミチビッチ氏のリフト修了証イメージ

もう、“モグリ”ではございません。どうかお見知りおきを。

この行程を担当する職人達!

プレドラグ ミチビッチ

Predrag Michivic

Mr. Michivic

国際的なサッカー選手プレドラグ・ミヤトビッチは遠い血縁関係にあたり、星占いをこよなく愛する、夢見がちで妄想癖ないつもひとりでブツクサ言ってる困ったおっさん。TAKIPAPER研究開発企画部門の顧問キャラクター。

カボちん

KABO-chin

TAKIPAPER総合折衝担当見習い助手。どんなにこんがらがった交渉ごとも、彼女が1本電話を入れるだけであっさり解決しちゃう!的なことを夢見て描かれたキャラクター。

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