漉好トップに戻る

商品ご紹介

漉好で出来あがる紙 〜概要〜

お客様が選んだ色と思い描いた柄に基づき紙を漉き、お好みの加工を施し
直接納品させて頂くという、なかなかに新型な紙の生産拠点のあり方。
それが“漉好(すきずき)”という仕組みです。

この漉好をはじめるにあたりまして当社では、手前勝手に

漉(すき)

というご注文の単位をつくりました。
ご注文にあたってお客様にやって頂くことはかなり単純。

漉好スターターキットを手がかりに、
紙の質感厚さを選び、
仕上がり寸法○漉(どれだけ)漉くかを決めて頂くだけ。

難解な紙の専門知識がなくても、お客様独自の紙がわりと簡単に出来上がります。

漉好で出来あがる紙 〜色について〜

*カラーバリエーション

ご用意させていただいた紙の色は計4色

4color_g

右から

純白(じゅんぱく)
枯葉(かれは)
若灰(じゃくはい)
生漉(きずき)

でございます。

あえてちょっとカッコつけさせてもらいますと、
喜びだとか、愁いだとか、風土だとか、歴史だとか…、
どことなくそういう類いのことに相通じるような色を選んだつもりなのであります。


純白(じゅんぱく)

jun_c

純真、無垢。
一切の汚れを排除したかのように真っ白…。
ただ、そうであるが故に、ちょっとした汚れでもかなり目立ってしまうという危うさもあわせ持つ、
そんな色です。

白さを際立たせるために、若干、蛍光染料が入っています。


枯葉(かれは)

kare_c

燃え上がりそうなぐらい紅く色付いた後、
ひらひらと地面に舞い落ち、やがて土壌を肥やす源となる枯葉。

紙を包装する現場において、必ずと言っていいほど用いられるクラフト紙
和紙で再現するイメージで漉いた、色と肌触りです。


若灰(じゃくはい)

waka_c

若いのに灰。
言葉にするだけで矛盾を感じずにはいられないわけではありますが…。

施行が仕上がって間もない敷き詰められた石畳。
これから長年に渡って風雨にさらされ続けるだろうし、
やがては苔むしてくるのかも知れない…。

そんな予感の漂う灰色を目指したつもりであります。


生漉(きずき)

kizu_c

和紙の原料として最も一般的な楮(こうぞ)が持つ本来の色の成分を、
越前市大滝地区の湧き水ときめ細やかで気が遠くなるような手作業によって、極限まで引き出した
あの、静かで柔らかであたたかい生成り色…。

紙漉きの原点、岩野市兵衛氏が漉く越前生漉奉書の生成り色に、どうにかして近付けようと漉きあげた色です。

漉好で出来あがる紙 〜表面の質感について〜

紙には(おもて)と(うら)があり、一般的には

触った感じがツルツルしている面が表(おもて)

とされています。

手漉きの紙であれ、機械漉きの紙であれ、紙を漉く過程で、湿った紙を、
何か(手漉きの場合は主に銀杏の木の板、機械漉きの場合は鉄板やドライヤー)に密着させて乾かすわけでして、

DSCN2332

↑銀杏の木の板に丁寧に紙を貼る岩野市兵衛氏親子。

R0011013

↑すっかり乾燥した紙をドライヤーからめくり取る山路博志

必然的に

銀杏の木の板やドライヤーに密着していた面がツルツルになる

ので、その面が

世間的に紙の表(おもて)として規定されている

だけの話(だと私は個人的に思う)なんですよねぇ。
あくまで風合いという意味においてなら、むしろ

世間的に紙の裏(うら)とされているザラついた面の方がおもむき深い

気もするんですが…。
なのでこの漉好では、

平滑度の高いツルツルした面

凹凸感のあるザラついた面

のうち、

どちらを紙の表(おもて)にするかはお客様にゆだねる

ことにしました。

ただ、平滑度の高いツルツルした面ですと、印刷する際インクがのりやすく
比較的印刷がしやすいという風に言われてはいます。

R0011071

↑当社の影の仕事人、DocuCentre Color 240 CP氏。

そこで、ご参考までに当社備え付けのレーザープリンタでちょっと実験してみたところ…

R0011068

↑ツルツル面に印刷してみたおれはジャイアンさまだ!の歌詞の一部

R0011069

↑ツルツル面に印刷してみたおれはジャイアンさまだ!の歌詞の一部の拡大画像
(きれいに刷り上がっています:「無敵の男」の下あたりに、“漉”という文字がうっすら透けているのがおわかりになりますでしょうか…)

R0011066

↑ザラついた面に印刷してみたおれはジャイアンさまだ!の歌詞の一部

R0011067

↑ザラついた面に印刷してみたおれはジャイアンさまだ!の歌詞の一部の拡大画像
(きれいに刷り上がっています:「無敵の男」の下あたりに、“好”という文字がうっすら透けているのがおわかりになりますでしょうか…)

・・・、

というふうに比べてみたんですけど、あんまり変わらない模様なのですよ。
あくまで

レーザープリンタで印刷する場合に限って

ということにはなりますけど…。

それと、この機会に是非とも皆様にお伝えしておきたいのは、
インクジェットプリンタであれ、レーザープリンタであれ、

意外と和紙も使えますよ!

ということであります。

あんまり威張って言うようなことでもないですけど
当社では、長年にわたって切れ端や失敗作など

余分な和紙をコピー用紙として使い続けている

自信と経験がございます。

確かに普通のコピー用紙に比べると

紙づまりが発生しやすい

とは思いますが、そんなにしょっちゅうあるわけでもないので、もし

和紙はプリンタに通らない

という先入観をお持ちの方がお見えになるのであれば、そういう概念は

どうぞ、ぶっ壊しちゃって下さい!

と言いたい気分で一杯なのであります。

さらに付け加えますれば、越前和紙の伝統的な魅力の一つに

紙の柔らかな雰囲気

というのがありまして、それを表現することにこだわるのであれば、
通常裏肌(うらはだ)と呼ばれている紙のザラついた面
表(おもて)にするのも一つの手かなぁ、という気はします。

また、当社では紙の印刷適正を向上させるために表面をコーティングする

どうさ

という加工もやってますので、どうかお気軽にお問い合わせ下さいませ。

urahada

↑ザラついた面を表にして漉好のすかしを入れた紙

とにもかくにも、

ツルツルした面とザラついた面のどっちを表(おもて)にするのか…?

もう、これは本当にお好みですので、
心ゆくまで迷った挙げ句に選んで頂ければ良いのではないか、と思っている次第です。

注*)ちなみに漉好で漉く紙はすべて機械漉きです。

漉好で出来あがる紙 〜数量と厚さと寸法について〜

*紙の数量・枚数

この漉好をはじめるにあたりまして、手前勝手に

漉(すき)

というご注文の単位をつくりました。

1漉”で出来上がる紙の数量は、ご希望とされる紙の厚さ仕上がりの寸法に応じて違ってまいります。

・厚さ約12/100ミリの紙を1漉漉きますと…
断裁仕上げで寸法をA4サイズ(297ミリ×210ミリ)に仕上げますと240
→耳付き仕上げで寸法が800ミリ×750ミリの紙なら40
→耳付き仕上げで寸法が800ミリ×500ミリの紙なら60


・厚さ約21/100ミリの紙を1漉漉きますと…
断裁仕上げで寸法をA4サイズ(297ミリ×210ミリ)に仕上げますと160
→耳付き仕上げで寸法が800ミリ×750ミリの紙なら30
→耳付き仕上げで寸法が800ミリ×500ミリの紙なら40


・厚さ約30/100ミリの紙を1漉漉きますと…
断裁仕上げで寸法をA4サイズ(297ミリ×210ミリ)に仕上げますと80
→耳付き仕上げで寸法が800ミリ×750ミリの紙なら15
→耳付き仕上げで寸法が800ミリ×500ミリの紙なら20

の数量がそれぞれ出来上がります。


*紙の厚さ

・約12/100ミリ(包装紙、便せんなどにおすすめの厚さ)
・約21/100ミリ(封筒などによく使われる厚さ)
・約30/100ミリ(カード、表彰状などにおすすめの厚さ)

3種類の厚さの中からいずれか一つ、イメージに最も近い紙をお選び下さい。

ja_hanasaki

↑参考出典:JA花咲ふくい様・厚さ約30/100ミリのすかし入り表彰状


*寸法

断裁仕上げの場合

dansai2

↑断裁仕上げイメージ:
紙の四方を直角にスパっと断ち切る仕上げ方です。

仕上がりの大きさは

800ミリ×750ミリの大きさの中に収まってさえいれば自由

にお選び頂けます。


耳付き仕上げの場合

mimi2

↑耳付き仕上げイメージ(厚さ約12/100ミリの紙の耳):
紙をちぎる時にできる、モワモワ〜っとした“耳(みみ)”を残したままの仕上げ方です。
薄い紙ですとフワフワ〜、それが厚くなるにつれてゴソゴソ…といった具合に、紙の厚さによって耳の雰囲気は変化してきます。

仕上がりの大きさは

800ミリ×750ミリ
800ミリ×500ミリ

の2種類のうち、どちらかをお選び下さい。

漉好で出来あがる紙 〜お値段について〜

*料金

やや唐突ですが、ラーメン屋さんでラーメンを注文する時、
基本のラーメン煮卵とかチャーシューとかの値段が足されていって
最終的な価格が決まってきますでしょ。
ああいう感覚で漉好の価格体系をとらえていただきたくお願い申し上げる次第です。

・基本料金……1漉あたり20,000円

・追加料金
→直線系のすかし……10,000円
→名前、マークなどのすかし……1平方センチメートルあたり200円
(目安としての数字であり、お客様の思い描いた柄にあわせその都度お見積もり致します。)
→梨皮(細かい粒)……2,000円
→楮華*(楮の繊維)……10,000円
→レーヨン華*(レーヨンの繊維)……5,000円
断裁仕上げ……3,000円
どうさ加工……10,000円

上記全て(消費税込)であります。

h_047

注*)↑上部画像のように、モワモワ〜っと紙の表面に入った繊維質な物体をひっくるめまして、地元では華(はな)と呼んでおります。

*たとえば

sakaesample

縦200ミリ×横300ミリの中に↑このようなすかしの模様が入った紙を2漉、耳付き仕上げで漉いたとしますと…、

基本料金……20,000円×2漉=40,000円
+
直線系のすかし……10,000円
+
名前、マークなどのすかし……200円×80平方センチメートル=16,000円
(2文字で約10平方センチメートルの栄鮨さまマークが、800ミリ×750ミリの大きさの紙の中に8か所入ることから算出)
+
梨皮(細かい粒)……2,000円
:
総合計……68,000円(消費税込)

というお勘定になりますのです。

漉好で出来あがる紙 〜荷姿について〜

*荷姿

厚さ約12/100ミリの耳付き仕上げの紙をご希望されますと、もれなく

h_057

↑のように漉き上がった紙を紙管に巻きつけまして、ひとつなぎのロールの状態にして納品させていただきます。

500ミリまたは約750ミリおきに、すかしのスジが入っていますので、

h_058

↑上部写真のようにお好みの大きさに応じてちぎっていくことが出来るようになっています。

厚さ約21/100ミリと約30/100ミリの耳付き仕上げの紙につきましては、

h_051

800ミリ×500ミリまたは約800ミリ×750ミリ
どちらかの大きさに弊社にてちぎったものを平積みした状態で納品させて頂きます。

漉好で出来あがる紙 〜すかしについて〜

*すかしの種類

R0011058

ロゴマークや、

suka_michi

人名や、

kizu_c

模様などがすかしとなって入った紙を漉かせていただきます。

R0011141

↑こんな模様や、

R0011142

↑こんな模様でも、
基本的に800ミリ×750ミリの中に収まる大きさであれば、どんな図案であってもすかしで再現可能であります。

たとえばラーメン屋さんでラーメンを注文する時、
基本のラーメン煮卵とかチャーシューとかの値段が足されていって
最終的な価格が決まってきますでしょ。
漉好の価格体系についてはああいう感覚でをとらえていただきとうございます。

・基本料金……1漉あたり20,000円

・追加料金
→直線系のすかし……10,000円
→名前、マークなどのすかし……1平方センチメートルあたり200円
(目安としての数字であり、お客様の思い描いた柄にあわせその都度お見積もり致します。)
→梨皮(細かい粒)……2,000円
→楮華*(楮の繊維)……10,000円
→レーヨン華*(レーヨンの繊維)……5,000円
断裁仕上げ……3,000円
どうさ加工……10,000円

上記全て(消費税込)であります。

付け加えまして、

すかしを施す面積が大きくなると、型代がかなり高値になる。
図太く塗りつぶされた線や形は穴になりやすい。

という点にはくれぐれもご注意願いたく存じます。たとえば

oh!_1

↑のような文字をすかしにしようとしますと…、

oh?!

↑のように太い線の部分が、*穴んボになってしまう恐れがありますので、

oh!_2

↑のように袋文字で表現した方が、私どもの経験上、無難であると思われます。

とにもかくにも

漉好スターターキット

を介しまして、お客様のご希望を、技術的に可能な限り精一杯
実現させて頂く所存ですので何卒よろしくお願い致します。


のことを方言で穴んボと呼んだりいたします。

漉好で出来あがる紙 〜漉好スターターキット〜

R0011140

この紙漉きサービス、漉好(すきずき)をお客様がご利用なさるうえで、
案内係を担うべく弊社が用意した材料一式です。

ご発注から納品までの流れや、決済などについて書かれた、

R0011133

漉好導入手引書(すきずきどうにゅうてびきしょ)

と、4色のすかしの入った

R0011132

↑100ミリ四方くらいに切った紙の実物

がセットになっています。
キット自体は無料ですが、配送代引手数料の555円はお客様のご負担になります。

sukizuki00

漉好スターターキットのお申し込みは、今のところストアタキペーパー内の

漉好スターターキットお取り寄せページ

からのみ受付けさせて頂いております。

*お一人様一個までの限定配送とさせて頂きますのであしからずご了承ください。