前略、Mozilla Foundation様。
僭越ながら、チャオです!
貴団体の目を見張るばかりのご活躍には、ただただ脱帽でございますが、このたび弊社におきまして
Feed Iconsをすかしで試作いたしましたので、もし、御覧いただければ、もうそれだけでありがたく存じます。
「うっす〜ら、ピピッ!」
という感じでありましょうか。
なんと申し上げてよいやら言葉に詰まる感じではありますが、要するに、この漉好の開業に先立って、
「フィードアイコンをすかしで作ったぞ〜!」
と声高に言いふらしたい私でありまして、と同時に弊社の
“すかしにまつわる紙の漉き方”を可能な限り公開させていただきますので、どうかご笑納下さい。
手順1*すかしの型紙を作る
まず、すかしにしたいお好みの柄をデータ化します。
Feedアイコンの図柄のデータは
Feed Iconsページからダウンロードできることを知らずに、勢い込んで作ってしまいました。
しかも…、
Feed Iconsページの存在自体を知らなかったもので、本物のアイコンは
↑「“右斜め上へピピッ!”的な二重線が角丸じゃない!?!」
って分かって2度ビックリ…。
…んまぁ、今回は、気を取り直して、角が丸くなってることなどお構いなしに、
自作データをもとに型紙作成へと突き進んでしまったわけであり、
その辺の事情はおおらかなお気持ちでご理解頂けると幸いであります。
というわけで図柄のデータを
近所にお住まいの(業界最高水準のカッティング技術だと自ら力説してやまない)はんこ屋さん
の強力なバックアップのもと、渋紙を使って
型紙化するのであります。
手順2*型紙をシリンダーに貼る
出来上がった型紙を“シリンダー”と呼ばれる装置に手で慎重に貼り付けます。
手順3*原料を作る
木材パルプや楮などをビーターと呼ばれる装置で混ぜ合わせて原料にします。
(すかしの図柄が浮かび上がりやすい配合っていうのもござるのです)
参考資料→:TAKIPAPER・紙すき工程ページ
手順4*紙を漉く
型紙を引っ付けた部分だけ原料の進入がさえぎられるので、その部分だけ紙の厚さが薄くなり、
おぼろげに型紙の図柄が浮かび上がってくるんです。で、そうこうしてるうちに
ドライヤーから紙が乾いて出てくるのであります。
手順5*ながめる
で、最後にですね〜、
漉き上がった紙をですね〜、
光にかざしてですね〜、
すかしの出来映えを吟味してみますれば…
おぼろげながら…
いいッ!!(↑光にかざしてみたところ)
そこはかとなく…
ィいいーっッ!!(↑光にかざしてみたところ)
いいんじゃあないでしょうか、皆様方っ!?!
お・そ・ら・く、ですけど…、こんな風に
“角が立たない”
感じで図柄が浮かび上がってくるので、
二重線が角張った本物のアイコンのデータを使ったとしても、
仕上がりはそれほど変わらなかったでありましょう…。
と、手前勝手な調子のいい解釈をしつつ、
手応えのある出来映えに悦に浸ってる次第であります。
↑漉好スーパーバイザー・山路博志も出来上がりに相当ご満悦でありました。
ご閲覧者さま各位におかれましては、今回作りましたすかしのフィードアイコンを
を用意しましたので、どうかお気軽にご利用くださいませ〜っ!