断裁

“断つ!”紙を数えて、揃えて、切る。この行程を経ないことには紙製品は仕上がらない。
正確さと、丁寧さと、速さと、そのどれもがこの作業には要求されます。
はがきを断裁します。
まず、数えまして…、
くせ直し。
おらおらっ!
念入りにくせ直し。
おらら〜っ。
ドンッ、ドンッ。
突き揃えます。
向きを変えて…、
ドドンゴ。
きれいに揃いました。
ちゃんと揃えないと郵便枠の位置が1枚ごとに違ってきたりとか…。
準備完了!
切りマッス。
後側はこうなってます。
“バックゲージ”という土手みたいな場所にしっかりと紙を押し付けます。
でないと仕上がりサイズが狂います。
足元付近のペダルを踏むと押さえが下りてきて(2トンの圧力!!)、
両手で同時に左右のスイッチを押すと刃が下りてきます。
ガッシャン。
切ったら、紙を90°回転…、
バックゲージに押し付けて…、再びカット!
バックゲージが動いて、それに合わせて紙の向きを変えたりしながら刃を下ろしていくと、
自然と製品仕上がりサイズになるという仕組み。
回して〜…、
切る。
ウィ〜ン、ガシャン。
長細くなりました。
向きを変えて並べていく。
トントントン。
ずれないよう、ピシッと押さえて、
ペダルを踏んで…、
ウィ〜ン。
押さえが下りてきて、紙を押さえ付ける。
ガシャコン!
切れないものなんてあるの?!的な風情…。
手も切れる。
紙を扱う者の“サダメ”。
紙の断面が刃物と化し、しょっちゅう手を切ります。
味噌汁に豆腐入れる時みたい…。
極めるとここまで出来る!
この小ささで正確な正方形になっています…。

この行程を担当する職人達!

姉川 外見

Sotomi Anegawa

Magic touch

紙夫婦(かみめおと)旦那。一体いくつの技を持っているのだろう。ありとあらゆる紙が簡単に処理されてしまうその様は、魔法以外の何ものでもない。

伊藤 貞助

Teisuke Ito

God hand

匠の極限。一切の無駄を排除した動きから生み出される紙製品の驚くべき均一性。彼は間違いなく人間であるが、その技は神の領域に踏み込んだ。

斉藤 彰

Akira Saito

Master of machines

全てを熟知し、全てを支配する。全ての機械設備は彼の手の内にある。彼がそっと手を差し伸べると不調な機械もたちまち息を吹き返す。

岩野 勇

Isamu Iwano

Terrible flame

紙に限らず様々なことに深く通じている。ひとたびその燃えさかる情熱の炎を仕事に向けると、どんな困難も容易く葬り去ってしまう。

梅田 修弘

Nobuhiro Umeda

Speed star

技のスピードと切れにおいて彼に並ぶものはいない。おそらくこの先もいないだろう。無駄がなく流れるようなその動きは、水を打ったように静かである。

小田 潤

Jun Oda

Shining blow

切り裂くように鋭敏。鋭い洞察眼で仕事を見つけ、瞬く間にやっつける。片っ端から仕事を片付けていくその様は実に爽快である。

橋本 宏樹

Kohki Hashimoto

Gutenberg

活版印刷機を発明したグーテンベルグ。人類史上最大といわれる発明に匹敵する価値を彼のスクリーン印刷技術は持つ。それはTAKIPAPERにとって至宝である。

渡辺 純子

Junko Watanabe

Sweet blossom

何でも出来る。紙に関する知識、男達と肩を並べる仕事ぶり、その全てが一級品である。現場に淡い芳香を漂わせ可憐な花が今日も咲き誇る。

滝 輝夫

Teruo Taki

The Don

全てを統べる者。私財を投げ打って紙に関するあらゆることに投資してきた。設備はある。だが、真の財産はお金では決して得ることが出来ない、気高き職人達とその類い稀な技術である。