人間国宝、岩野市兵衛!!今立で静かに暮らす和紙の原点_04(outro)
九代目岩野市兵衛の生漉奉書作業工程をざっくりお披露目です。
1_煮熟(しゃじゅく)

・茨城県から直で取り寄せる楮を五右衛門風呂みたいなお釜で煮るというか炊きます。
2_ちり取り

・楮の繊維についてる細かな傷やゴミを手作業で丁寧に取り除きます。やたら地道な作業です。
3_叩解(こうかい)

・繊維を樫の棒で九代目固有のリズムで叩きます。とても美しい動きです。(私感)
4_紙出し

・叩解した繊維を清水の中でぐるぐるかき混ぜでんぷん質や不純物を取り除きます。
サッカーボール4号球ぐらいの繊維の塊一つにつき小一時間かき混ぜます。ひたすら地道です。
5_ねり

・オリジナルブレンドで割とさらっとした粘りです。温度管理のため蓄冷材を投入。
6_紙漉き

・はげしく手間をかけた楮の繊維と、こだわりのねりと、水をガガガッと混ぜ合わせてやっと紙漉き開始。そのまっすぐで武骨な方法論からなのか、「桁」(木の枠)は縦方向にのみ揺り動かします。
素敵だぁ…。(あくまで私感)
7_圧搾

・漉きあがった紙を一枚一枚重ね合わせたもの=紙床(しと)の水分をテコの原理でギュ〜ッと絞り出します。
8_板張り

・丁寧かつ機敏に一枚ずつ銀杏の木の板に貼っていきます。
9_乾燥

・室(むろ)と呼ばれるサウナみたいなとこに入れて40〜50℃ぐらいでゆっくり乾かします。
10_検品

・そして迎える出来上がり。いい紙は光にかざすと“笑う”そうです(九代目談)。
…市兵衛さんのみならずいろんな人の丹精が、みっちり詰まってることだけは事実であります。
*付記
・私どものわがままをいつもすんなりと聞き入れて下さり、岩野家の皆様本当にありがとうございます。
これからも末永くどうかよろしくお願いいたします。
プレドラグ ミチビッチ拝
2004年10月22日 | ひと系
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